姿勢公差

平行度公差

公差域の定義

・公差域は基準となる直線に平行でtだけ離れた2つの平行な直線の間に挟まれた領域内になければならない。



・公差を示す数値の前にφが付いている場合、この公差域は基準線に平行な直径tの円筒の領域内になければならない。

図示例と解釈

指示線の矢で示す軸線は、基準Aに平行で、且つ指示線の矢の方向(垂直な方向)にある0.1mmだけ離れた2つの平面の間になければならない。



・指示線の矢で示す軸線は、基準線Aに平行な直径0.03mmの円筒領域内になければならない。
 

同軸度公差

公差域の定義

・この公差域は基準となる円の軸線(中心)と一致した軸線(中心)を持つ直径tの円筒の領域内になければならない。

 

・軸直線、または中心平面に対して互いに対称であるべき形体の

対称位置からの狂い許容値。
 

図示例と解釈

・基準円Aの軸線(中心)と一致し

た軸線(中心)を持つ直径0.01mmの円筒内に軸線(中心)がなければならない。

 

・実際の中心平面は、中心軸A

対して0.08mm離れた対称二平面の領域内になければならない。
 

対称度公差

公差域の定義

・軸直線、または中心平面に対して互いに対称であるべき形体の対称位置からの狂い許容値。

図示例と解釈

・実際の中心平面は、中心軸A 対して0.08mm離れた対称二平面の領域内になければならない。

形状公差

平面度公差

公差域の定義

・公差域はtだけ離れた2つの平行な平面の間に

まれた領域内になければならない。

図示例と解釈

・この表面は、0.08mmだけ離れた2つの平行な平面の間になければならない。

真円度公差

公差域の定義

・対象としている平面内での公差域はtだけ離れた2つの同心円の領域内になければならない。

図示例と解釈

・外径面の外周は、同一平面上で、0.03mmだけ離れた2つの同心円の間になければならない。

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