・切れ刃
切削工具の刃の部分全体の名称を切れ刃と呼びます。切削する際、実際に被削材と接触している面全てです。
・逃げ角
被削材と切削工具との間に隙間を作る角度です。切削抵抗を抑制し切れ味や寿命を向上させます。
・ブレーカ(Br)
切れ刃の上部に設けられる溝をさします。切削時に有害になる切りくずを切断、排出する為に設けられています。切れ味と寿命の向上が見込めます。
・コーナーR
切れ刃の強度を確保する役割を持ちます。被削材の面粗さを決める重要な要素です。製品によっては欠け防止になる事も有ります。
・角度ホーニング
刃先の強度を確保する為、シャープエッジに微細な面取りを施す処理です。チャンファーホーニングやネガランドホーニングなどが当てはまります。
・Rホーニング
角度ホーニングに対してこちらは刃先に極小のR加工を施します。丸ホーニング、ER処理などが当てはまります。