硬度について

硬度に関する専門解説

硬度とは物質(工業材料)の硬さを表す尺度。

→硬度にはビッカース硬さ、ロックウェル硬さ、ショア硬さなど様々な表示形式があるが

工業材料用として一般的に使われる形式はビッカース硬度、またはロックウェル硬度である。

 

・ビッカース硬度

工業材料などの硬さを示す指標。

→頂角136°の正四角錐ダイヤモンドを材料表面に押し込み、表面にできたくぼみの

表面積で試験荷重を割って算出した数値。

※単位:Hv

 

・ロックウェル硬度

工業材料などの硬さを示す指標。

→ダイヤモンド圧子を材料表面に押し込み、表面にできたくぼみの

 深さを硬度に換算した数値。

→ロックウェル硬さは使用する圧子や試験荷重の違いにより数種の表記方法がある。

数値が0100の間に入らない場合は、再度スケール(試験荷重)を変更して硬度を割り出す為、ロックウェル硬さは二桁となる。

→超硬材料の場合、圧子がダイヤモンドであるAスケール、

またCスケールを使用する事が多い。

ロックウェル硬度試験表

おもな工業材料硬度一覧

材料名 ビッカース硬度(Hv) HRA HRC
ダイヤモンド 8000~10000 - -
CBN 4700~5000 - -
コーティング被膜 2800~3500 - -
超微粒子超硬 1700~1900 91~92 78~80
サーメット 1100~1400 87~89 70~75
一般超硬 1000~1500 86~90 69~75
高速度鋼(HSS) 850~950 84~85 66~67
炭素鋼 650~700 80~81 58~60
ステンレス鋼 600~650

79~80

56~58
銅・真兪 80~140 - -
アルミニウム 50~100 - -

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